呼吸について(動画付き)

「呼吸が変われば姿勢が変わる、姿勢が変われば呼吸が変わる」

こんな言葉聞いたことありませんか?
呼吸と姿勢は密接に関わっています。良い呼吸と良い姿勢。このブログは呼吸にフォーカスを当てて正しい呼吸を共有していきたいと思います!

呼吸とは?

呼吸は意識をせず、無意識の中で行っていますが、1日に何回呼吸をしていると思いますか?

個々で違いはありますが、約22,000回〜25,000回の呼吸が1日で行われています。え!と驚かれた方もいるかと思いますが、この回数を無意識で行っていると考えるとすごいですよね。
何故呼吸が行われているのか?簡単に書いてみました▼▼

呼吸とは・・・空気中から酸素を取り入れ、細胞の代謝によって生じた二酸化炭素を排出するガス交換を呼吸といいます。

私たちの身体の中には細胞存在します。その細胞がちゃんと働くためにエネルギーが必要です。そのエネルギーは私たちが食べている食べ物(栄養素)になります。
栄養は血液によって全ての細胞に運ばれ、エネルギーの源になるのですが、それだけではエネルギーを作ることができません。
そこで細胞に持ち込まれた栄養をエネルギーに換えるのが「酸素」なのです!そのため、私たちは呼吸をすることが生きていく上でとても重要になります。

身体を元気にする源を運んでいるのが酸素になるので、無意識で行われている呼吸が、より良い質がいい呼吸に変われば身体は内側から変化を促すことができます。

呼吸の分類

✳︎腹式呼吸・・お腹を使った呼吸。
メリット:腹直筋を優位に使うことができる。
デメリット:腹直筋が優位に働きコアバランスが崩れ印象。お腹に力が入ってしまうことが多々あり骨盤周辺を固めてしまいやすい。

✳︎胸式呼吸・・胸部を中心に行われる呼吸。
メリット:交感神経が優位になりやすい(活性化)
デメリット:頑張って吸ってしまう方が多く、肩や胸回りが引き上がって緊張してしまう傾向がある。(肩が縮こまる)又は肺がうまく使えない

✳︎横隔膜呼吸・・胸郭と言われる箇所を3Dに広げるような呼吸法。
メリット:最大呼吸が行える。
肺と横隔膜を最大に使い、身体全体と繋げる。
コアの活性化。
身体が程よく緩みバランスが良く自律神経のバランスを整えやすい。
デメリット:特になし。

呼吸には主に3つに分類することができます。僕が推奨するのは腹式でも胸式でもありません。横隔膜を正しく使い最大に呼吸ができる

【横隔膜呼吸】

呼吸は上記のように多々分類されている印象がありますが、普段から無意識に行われているのが、この横隔膜呼吸です。

呼吸はイラストのように3Dに捉えて呼吸をしています。
日常生活の中で呼吸を学ぶことはありませんが、呼吸だけに限ったことではなく、分類分けされることで何がいいのか?本質が分からなくなることがあります。その中で一番は基本に忠実となることです。

基本は必ず、原理原則が存在、軸があります。

横隔膜を使う、3Dに捕らえる呼吸はどうやって行ったらいいのか?下記のチェックポイントをイメージして呼吸をしてください!

□背中が膨らむイメージ(肩甲骨の間、又は下着のホックを目掛けて)

□肋骨が外に広がるイメージ

□鎖骨の裏側に空気がたまるイメージ

まずはこの3点のイメージをして吸ってみましょう
一つ吸って、イメージができたら次に進みます。全てのイメージができたところで、この3点が3Dに同時に動くように呼吸をしてみましょう。

呼吸をするときは【鼻から吸って、口から吐く
吸った時は背筋が(又は頭のつむじ)が伸びるイメージをもちましょう!
吐いた時はお腹が背中に向かって薄くなるようなイメージをもち吐いていきます。※お腹をグッと力は入れないように注意しましょう。自然に薄くなります。

横隔膜は吸った時に骨盤の方向へ下がり、吐いた時に元に戻るという動きをします。

横隔膜のイメージを頭の片隅に置きつつチェックポイントの意識を向けてみましょう。動画をご覧ください▼▼

横隔膜呼吸

気をつけてほしいポイントは下記の4つです

・肩が上がる
・顎が上がる
・吐いた時に頭が下がる
・胸がそる

まずはこの4点に気をつけて呼吸をしてみましょう!!

現在はコロナ対策で日中マスクをつけている方が多いと思います。マスクによって呼吸が浅くなる、肩、首、胸回りが硬くなるといった印象が見受けられるので、質の良い呼吸をして深く、穏やかに吸って、吐いて、いきましょう。

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