違うからこそ、価値がある

先日もこんな記事を書きました。
▶︎https://pilates-sumica.com/2020/08/22/49/

多様性という言葉が存在します。言葉の意味を調べてみました。→多様性(たようせい)とは、幅広く性質の異なる群が存在すること。性質に類似性のある群が形成される点が特徴で、単純に「いろいろある」こととは異なる。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E6%A7%98%E6%80%A7

実は僕のスタジオには鏡を設置していません。それには色々な意図があって、鏡を見て身体のポジションを良い姿勢に直すことも一つの方法ですが、鏡を見ることなく感覚でこの位置が正しいなと、姿勢(ニュートラルポジション)を取れるようになると、正しく日常生活にも落とし込めると考えているからです。

鏡がないと不安になってしまう方は、他の人の姿勢を見て真似ようとします。これも一つの手段ですが、一番よくない直し方です。

相手の方の身体は相手の方のみの身体。骨格も違えば、筋肉の硬さも違う、感覚も考え方も違う。だから他の方の身体を真似しても良い姿勢には直せないんです。スポーツクラブのレッスンでよく見る行動の一つです。

人には感覚と言った天性のものがあるのでその感覚をもう一度研ぎ澄まして素直になってもらえるレッスンができるようにと、僕の心掛けていることでもあります。

このことから考えれば顔も姿勢も体型も、性格も行動も趣味も違って当たり前。個々があるのが当たり前、海外では個人を尊重する働きがあるものの、日本はまだまだそこを疎かにしている印象だから、大切にしていきたいですよね。

他人を真似るということは自分を捨てていることと一緒です。他人と違って当たり前!相手と違うからこそ価値がある。自分のできること、自分が出せるオリジナル性を大切に。