ここ数日、自律神経、副交感神経、免疫についてブログで書かせていただきましたが、今回は、生命維持に欠かせない「脳幹」について共有していきたいと思います!
脳幹とは?
脳幹は、中脳・橋(きょう)・延髄が合わさってできており、私たちの「生命維持機能」を支えている重要な中枢です。
- 自律神経の調整
- 免疫機能の調整
- 呼吸の調節
などをコントロールしており、健康を維持するうえで欠かすことができません。
脳幹の位置
脳幹は、第一頸椎と後頭骨の間の奥にあります。頭の後ろを触ったとき、真ん中あたりに少し凹んでいる場所がありますよね?
その奥に、脳幹が存在しています。
脳幹の主な働き
脳幹は、次のような生命維持に関わる機能を調節しています。
- 呼吸の調整
- 自律神経の調整
- 免疫機能の調整
- 血液循環の調整
- 体温の調整
- 睡眠リズムの調整
- 運動機能の調整
- ホルモンバランスの調整
- 五感(視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚)の調整
- 精神面の調整
これらすべてが、脳幹の働きによってバランスを保たれています。
自律神経が乱れるときのサイン
自律神経が乱れると、 頭の後ろ(脳幹に近いエリア)が熱をもったように熱く感じることがあります。
もし頭が火照るような感覚があれば、 「ちょっと疲れているかも?」というサインかもしれません。そんなときは、
- 身体を緩める
- 早めに眠る
などして、体のバランスを整えてあげましょう。
首の後ろと副交感神経の関係
首の後ろには、後頭下筋と呼ばれる筋肉群があります。
この筋肉の奥に脳幹が位置しており、副交感神経の働きとも深く関わっています。
後頭下筋が硬くなる原因
- スマホの見すぎ
- パソコン作業
- 猫背
- ストレートネック(首の自然なカーブが失われた状態)
後頭下筋が硬くなると、
- 頭痛
- 首や肩の重だるさ
などの症状が出やすくなり、結果的に自律神経や免疫のバランスにも影響を及ぼします。

#セルフケアのヒント
首の後ろが重だるいと感じたときは、 頭の下にボールを置いて、呼吸を意識しながらゆっくり緩めるのがおすすめです。(※ここに写真やボールの使い方のリンクが入れられるとさらに親切になります)
緊張を和らげ、副交感神経の働きをサポートすることができます。

最後に
身体は複雑なようでいて、とてもシンプルです。 「この症状だからこれ」という決まりきった答えはありません。
大切なのは、 自分自身の体の声を聴き、特徴を知り、整えていくこと。この記事が、少しでも皆さまが自分の体に優しく向き合うきっかけになれば嬉しいです。
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