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股関節を動かすと音が鳴る

股関節に限らずですが、身体を動かしたときに音が鳴ったと経験があると思います。最近もお客さんにご質問をいただきました。

一般の方もスポーツ選手も多い印象ですね。今回は股関節を取り上げますが、

日本では弾発股
海外ではSnapping Hipと呼ばれたりします、

いわゆる音がなる症状と想像していただきたいのですが、椅子から立ち上がったり、歩いたり、足を振ったりするときにポップな「ポキ」「コリ」みたいな音や感覚を感じたりします。

通常は痛みを伴わないもので無害ではあるのですが、関節内で鳴っているのか、間接外の問題かに分けられます。

関節内の問題であれば病理的な障害の可能性もあるので可動域低下が目に見えてある場合はしっかりと診断を受けた方がいいと思います。

関節外の問題ですが、股関節の形状として大腿骨(太ももの骨)が骨盤のカップ状のソケットに収まる形となっています。股関節を包み込む形で靭帯がくっつき、その上に筋肉がついて、腱が存在します。

これらの靭帯、筋肉、腱が何らかの形で動きを制御してしまうことで音が鳴ります。

一般的な制限は太ももの外側に存在する腸脛靭帯と箇所の制限です。スタジオにお越しになっている方はグリッドでコロコロして痛みを伴う箇所ですね。

もしくは大腰筋や腸骨筋の筋収縮(筋肉が縮こまる)の制限によって問題が起こることがあります。▼大腰筋

通常は股関節を屈曲(曲げている)状態から伸展(伸ばす)時に鳴る場合が多いです。この角度を見ると大腰筋の場合、腰に付着していることから、腰部の不安定性も考えられます。

腸脛靭帯の場合は大殿筋の腱と繋がりを持っているため、大殿筋の制限も考えられます。大殿筋、大腿筋膜直筋、などの筋バランスをみる必要性があります。

この場合、筋テストなどを行なって筋の動きの状態を見る必要性があります。上手く機能していない可能性があるのいで制限を取り除くことで動きを見直したいですね。

この話とは打って変わりますが、180度開脚なども危険な動作となります。できる方を羨ましがる印象が強いのですが、股関節の形状が関わっているので、皆んなが行っていいものではありません。

話を戻しますが、これらは制限が続くようであれば最終的に股関節の関節の炎症につながる可能性もあります。痛みがない場合大きな問題はありませんが、最初にお伝えしたように可動域に問題が出たり、強い痛みが出てきたら、レントゲンやエコーなど撮りに行くのをおすすめします。


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