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呼吸とエネルギーは統合する 

僕はピラティスやボディワークを日々提供しているので呼吸は常にお客さんとスタジオで循環し続けている。

自分で思っているだけで絶対とは言えないがピラティス界の中では僕は呼吸にかなり重点を置いてレッスンを進めている方だと思う。

タイトルにもあるように呼吸はエネルギーと統合する。呼吸の深さで体の動く環境というのは大きく変わるし、生命力だと感じている。

例えば体が大きくてマッチョな方でも呼吸が浅ければ生命力として弱いとみれるかもしれない。体が細くても呼吸が深く循環していれば生命力がとても強いとみれるかもしれない。

よく筋肉の大きさや見た目で強さを表せがちだけど、僕の見方では全くそのような印象はなく、筋肉が大きく小さいに関わらず呼吸の深さが体の強さと考えても良いと考えている。だって、呼吸は生命の維持機能だから。

前置きが長くなってしまったが、今日は呼吸をより生理学的に、呼吸をすることで体はどんなメカニズムが行われているかを簡単にまとめて見ました。

生物としての呼吸とは?

人は寝ていても起きていても呼吸をしています。呼吸をすることで体の中へ酸素を供給するためと考えられています。

肺に取り込まれた酸素は血液を始め様々な液によって体の隅々の細胞まで運ばれます。

細胞の中で取り込まれた酸素は人が摂取した有機物などを水と二酸化酸素に分解する過程で使われます。

有機物とは?

有機物とは、炭素を含む化合物の中で、炭素と酸素からなるもの(一酸化炭素や二酸化炭素以外)をいいます。

例:炭水化物、タンパク質、アミノ酸、脂肪

日常的な例:生き物全般、食品全般、医薬品、プラスチック製品、衣料 品、ガソリン

有機物も含めあらゆる物が分解される過程でエネルギーが放出されます。

生き物の場合はそのエネルギーをATPという物質の中に閉じ込めて、さらにそのATPを分解することで生命活動のエネルギーとしています。

また有機物で分解される時に発生する一部の水と二酸化炭素は息として体外に吐き出されています。

この様なイメージで酸素は体内に取り入れ、細胞内で有機物などを水と二酸化炭素に分解し、ATPをエネルギーとする過程を「呼吸」と呼ばれています。

どうでしょうか?呼吸とはざっくりとしたイメージを持たれていると思うのですが、この様に科学的に考えてもやはり必要不可欠のことです。

呼吸は生命活動のエネルギーとなるので、深く吸える体の状態に維持、整えておくことは大切なことになります。

タイトルの「呼吸とエネルギーは統合する」は科学的にも非科学的にも同じことがいそうですね。

僕たちの体は深く吸えれば深く吐けるので、体の広がりを感じて深く呼吸をしていきましょう!


スタジオスミカ/一般社団法人リードピラティス協会
代表 堀江卓嗣
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