10月に投稿した記事の中で、**ピラティスには原理原則が存在する**というお話をしました。
今日はあらためて、その内容をシェアしながら、「こういうイメージでピラティスを行っているんだな」と想像していただけたら嬉しいです。
▶︎ [10月の記事はこちら](https://pilates-sumica.com/2023/10/18/pilates-principles/)
ピラティスの6つの原則(クラシカル原則)
① 呼吸(Breathing)
ピラティスでは呼吸をとても大切にしています。
エクササイズ中も、ただ動くのではなく「どのタイミングで吸い、どのタイミングで吐くか」が意識されており、動きと呼吸を一致させることで、より効果的な動きが可能になります。
② 集中(Concentration)
ピラティスは意識的に動くエクササイズです。
ぼんやりと身体を動かすのではなく、「どこを」「なぜ」動かしているのかという**集中力とイメージ力**が求められます。
③ コントロール(Control)
一つ一つの動きには目的と意図があります。
無意識に動くのではなく、必要な筋肉を使い、必要ない筋肉を緩めることで、動きに質が生まれます。
まさに「身体をコントロールする」という、ピラティスの語源「コントロロジー(Contrology)」の根幹となる考え方です。
④ 中心(Center)
すべての動きはコア(体の中心)から始まります。
腹部・骨盤底筋・背骨周りなど、体幹の安定があることで、手足もスムーズに動かせるようになります。
⑤ 精度(Precision)=正確性
ピラティスでは細かい動きまで正確に行うことが求められます。
最初は難しいかもしれませんが、繰り返すことで動きの精度が高まり、身体のバランスも整っていきます。
⑥ 流れ(Flow)
動きと動きが滑らかにつながっている状態が理想です。
断続的ではなく、呼吸に乗せながら流れるように動くことで、全身が協調して動く感覚を養います。
おわりに
これら6つの原理原則は、ピラティスにおいてとても大切な「軸」です。
姿勢の改善や痛みの緩和、動きの質を高めるためにも、ただ体を鍛えるのではなく、「どう動くか」に意識を向けることが重要です。
そして、ピラティスを伝える私たちインストラクター・トレーナーも、この原則をベースに指導を行うことで、より効果的なレッスンをご提供できると考えています。
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