夜が眠れない時、皆さんはどうされていますか?
最近、個人セッションで「夜眠れない」とご相談いただくことが多くなっています。その際、夜眠れない時の対策についてお聞きすると、「次の日はウォーキングをする」「アルコールを摂取する」などとお答えされる方が多くいらっしゃいます。
もちろん、運動すること自体はとても良いことであり、否定するつもりはありません。ただ、多くの方が体を疲れさせるために運動しているようです。しかし、体を疲れさせたからといって必ずしも眠れるわけではありません。これは人それぞれであると思っていただいて良いでしょう。
そもそもなぜ眠れないのかというと、「交感神経」が活発に働いていることが考えられます。交感神経は活動するための神経であり、ストレスやスマホの使用でも活発になります。運動やアルコール摂取も交感神経を活発にさせてしまう要因となり得ます。
眠る頃には僕たちの体力は100%ではありません。朝から活動していて体力は徐々に減っていきます。0%に近い方もいれば、まだ30%くらい余力が残っている方もいます。そのため、個人に合わせた解決方法を探すことが大切です。
睡眠障害(不眠症)が慢性化している理由を考えることが重要で、その理由によっては副交感神経(リラックス)の働きを優位にすることが有効な場合もあります。(ほとんどの方に当てはまるのではないでしょうか?)
問いたいことは、「体をゆったりとさせる時間を作れていますか?」ということです。
例えば、
• ゆったりと呼吸する時間
• 体を緩める時間
• リラックスする音楽を聴く時間
• ハーブティーなどを飲む時間
布団に入ってから寝る準備をするのではなく、「寝る前の過ごし方」を大切にして寝る前に体がリラックスできる過ごし方をしましょう。
時間に余裕がない方も多いかもしれませんが、10分、5分でも良いので、ゆったりとできる時間を作りましょう。焦らなくても大丈夫です。何かを頑張ろうとせず、体が休まる方法を見つけてみてくださいね。