今年の4月から東京でクラシカルオステオパシーのFoundation Basic Courseを受講しており、先週末にBasicコースを修了しました。

クラシカルオステオパシーは、体の生理学を軸に体を治療する手法です。特に、生理学の中でも循環システムを重視しており、呼吸、血液、リンパの循環、つまり体液の循環全般に焦点を当てています。これらを学びながら、手技を実践的に習得しました。

クラシカルオステオパシーには「軸」という概念が存在します。体の軸の考え方は非常に理にかなっており、興味深いものでした。軸は目に見えないため、想像力を働かせる必要があります。体内を直接見ることはできないので、ある意味で想像するしかないのですが、世の中には見えないものが多く存在しており、それらをどのように信じるかが重要だと感じています。

その一例が「氣」です。氣は目に見えないエネルギーであり、その存在を信じるかどうかで感じ方が変わると思います。鍼灸のように、氣を扱う治療法が存在するほか、日常生活でも「元気」「やる気」「気のせい」などの言葉で氣に触れることがあり、身近な存在です。

ピラティスにおいても、想像力は非常に大切な要素だと考えています。動きや筋肉、呼吸のイメージを持ちながら、自分自身の動作を想像することで、想像を超えた動きが可能になります。

ピラティスでは解剖学や生理学の要素がやや不足していると感じることがあります。そのため、リードピラティス協会では、体の探求を進め、これから受講予定の方や認定者の皆さんと共に高め合えるよう、継続的に向上していきたいと考えています。