リードピラティス協会のマットピラティス養成講座ベーシックは、全8回、4ヶ月間にわたって行われます。
• Day 1-2:座学(体の基礎知識、ピラティスの理論)
• Day 3-4:リリースとプレピラティス
• Day 5-6:下肢ピラティスと上肢ピラティス
• Day 7-8:統合ピラティスとレッスンの実践
今回の講座では、5日目と6日目にあたる「下肢と上肢のピラティス」を深く探求しました。特にこの二日間は、講座の前にプレレッスンとしてレッスンの練習を行い、その後、内容に進みました。
下肢ピラティスの中で「ヒップロール」というエクササイズがあります。他の団体では「ブリッジ」と呼ばれることが多いですが、リードピラティス協会では動作の方向性を意識することで大きな違いを生み出します。
リードピラティス協会の「ヒップロール」は、背骨を伸ばし、体を広げることを重視し、ハムストリングスや大腰筋へのアプローチを意識します。そのため、体の使い方と動きの方向性が非常に重要です。単なる上げ下げの動作ではなく、集中力とイメージ力が求められます。エクササイズの回数は多くなく、3〜5回で体の変化を感じられることができます。
対照的に「ブリッジ」は、主にお尻の筋肉を引き締めるためのエクササイズです。
ヒップロールをはじめ、他のエクササイズにおいても動きの方向性を意識しながら進めていきます。
リードピラティスのエクササイズは、体を健康で元気にし、心を穏やかで前向きにすることを第一に考えています。そのため、レッスンを受けることで、体が整い、背が伸びる感覚を多くの方が感じています。体にスペースができることで関節が動かしやすくなり、幅広い年齢層の方が取り組むことが可能です。
ピラティスは、ダイエットや美容を目的とするのではなく、健全な体を目指し、動きやすい体を作るためのエクササイズです。お客様の癖や不良姿勢に気づけるよう、講座を通じて学び、日々探求しています。
この講座では、ピラティスのエクササイズを単に学ぶだけでなく、それを通じて動きの癖や不調の原因を見つけ、体を修正しながら進めていく方法を身につけます。このプロセスを通じて、体の感覚の違いを体験し、より効果的なレッスンができるようになります。