リードピラティス協会の養成講座のメイン資料が完成しました。毎年、養成講座が終わるたびに資料を見直し、改訂を続けています。今回も多くの変更を加え、目指す方向性や伝えたい思いを反映した資料に仕上がったと感じています。
資料を作成するたびに、スミカの存在意義や講座で何を伝えるべきかを考える時間が増えています。今回は年始の時期に制作を進める中で、とてもシンプルな問いにたどり着きました。
スミカの価値は、「身体の調子が良くなり、元気になれる場所」。この言葉が自然と浮かびました。
ピラティスはキツさを追求するものではなく、過去や誰かと比較するものでもありません。「今」の自分の状態を感じて気づき、改善するきっかけとなる、何よりの喜びです。
養成講座を通じて、受講者が自身のために学ぶことはもちろんですが、その学びが周囲にどのような影響を与えるのかも大切に考えています。自分が存在しているのは、周りに誰かがいるからこそ。自分の好きなことや健康を考えるきっかけになったことが、自然と周囲に良い影響を与える。そんな循環が生まれると嬉しいですね。
これまでスミカで行っていることを言語化するのが難しいと感じていましたが、それは自分が必要以上に難しく考えていたからかもしれません。伝えたいことは、とてもシンプルです。それが「マシンピラティス」ではなく「マットピラティス」にこだわる理由です。
マットピラティスは道具を使わず、シンプルなエクササイズであるほど日常に取り入れやすくなります。体の理解が深まることで、「今の状態を知り、この動きで整えられるかもしれない」と新たな選択肢が生まれる。これがマットピラティスの価値だと考えています。
健康になりたい、姿勢を良くしたい、痩せたいという理由でピラティスを始める方も多いでしょう。その一歩をきっかけに、目の前の現実に向き合い、日常の中で変化を感じていく。そんな経験を、ピラティスを通じてお届けできればと願っています。
ここまでお読みいただきありがとうございます。私の思いが少しでも伝わると幸いです。2025年、スミカは「元気になる場所」をテーマに、皆さんの日常に寄り添える存在を目指していきます。
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