セッションやレッスンをしていると、こんなお声をよく耳にします。
「いつも家ではゴロゴロしていて、スタジオでしか体を動かせないんです」
「家でも何かしたいと思ってるけど、結局できなくて」
こうした声に、僕はいつもこう思います。
「それって、自然なことじゃないですか?」
家はリラックスする場所ですし、ゴロゴロしたくなるのは当然のこと。むしろ、家では休むことができているということですから、素晴らしいことだと思います。
そんな中でも、体を整えたい、動かしたいという想いを持って、スタジオに足を運んでくださる。それだけでも、ものすごく価値のあることです。
人によっては、家でコツコツ運動できるタイプの方もいます。一方で、家だとどうしても腰が重い…という方もたくさんいらっしゃいます。
でも、それは自分の「傾向」をちゃんと知っているということ。
そして、その傾向を踏まえて「やれる環境を選んでいる」ことこそ、大切な行動です。そう思うと、スタジオのような環境が存在する意味って、そこにあるのかもしれません。
自分を責めずに、やれる場所で整える
「家でできない自分」を責める必要なんて、まったくありません。その代わりに、「やれる環境」を味方にしていくこと。それが、自分を整えていくための最初の一歩になります。