先日、「夜眠れなくて困っています」というご相談をいただきました。
話をお聞きすると、「寝るときに明日のことが気になって考えてしまう」とのことでした。
夜寝られない経験は、誰にでもあるものです。
今日は、眠れない理由と、その対処法について考えていきます。
頭に熱がこもっているイメージ
眠れないとき、身体の中では「頭に熱がこもっている」状態になっているとイメージしてください。
- 気(エネルギー)が頭に集まっている
- 熱が降りずに興奮している
これが、寝つきにくさの一因となっていると考えられます。
眠れないときにありがちな4つの例
① 寝る直前まで身体を動かしている
本来、人間の身体は
- 陽が昇ると活動を始め
- 陽が沈むとリラックスモードに入る
というリズムを持っています。
夜に激しい運動をすると、気が頭に集まり、興奮してしまいます。
夜の運動はできるだけ控えめに、早めに切り上げることが理想です。
② 寝る直前まで考え事をしている
考え事をするとき、私たちは自然と頭を使っています。
結果、頭に気が昇り、熱がこもるイメージになります。
まずは「気が整っていないんだな」と気づきましょう。
そして、「なぜ考え続けているのか?」を振り返ってみることが大切です。
整えるためには…
- 食べたいものを素直に食べる
- 寝る前に湯たんぽでお腹を温める
など、気を下げる工夫を取り入れてみてください。
③ 寝る前にスマホやパソコンを見る
寝る直前にSNSやニュースを見ると、情報が頭に入り、ますます気が上に集まってしまいます。
「なぜ、寝る前にまでスマホを見てしまうのか?」
ここも振り返ってみてください。
今日の夜からでも、スマホを手放して、布団に入ってみましょう。
④ 明日が楽しみすぎて眠れない
これは子供の頃にもよくあった、可愛らしい理由ですね。
- 遠足が楽しみ
- 好きな人と遊ぶのが待ちきれない
ワクワクが興奮になり、頭に熱がこもって寝られない状態です。
この場合も、湯たんぽで身体を温め、熱を下げてリラックスへ導いてあげましょう。
共通して大切なことどのケースでも共通することは、
「なぜ今、こうなっているのか?」を振り返ることです。
まずは気を整え、その上で「理由に気づく」ことが、個々に合った解決につながります。
具体的なセルフケア方法
- 湯たんぽでお腹や脚を温める
- 辛いものを少し食べて発散する
- 日中に適度な運動を取り入れる(ただし夜は控えめに)
こうしたシンプルな工夫でも、少しずつ眠れるリズムを取り戻していくことができます。
最後に
眠れないとき、つい「どうすれば眠れるか?」という方法論ばかりを探してしまいがちですが、
まずは、 「今の自分はどんな状態なのか?」に気づくこと。
そこから整えていくことが、自然で健康的な眠りへの近道です。
そして、無理に寝ようとしないことが大切です。
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