ピラティスって、どんな印象がありますか?
- キラキラしているイメージ
- ダイエットや体幹トレーニングの一種
- 映えるエクササイズ?
そんな印象を持たれている方も多いかもしれませんが、本来のピラティスは、もっと静かで、探求的なボディワークです。
ピラティスの由来は「人の名前」
「ピラティス」は、考案者である、ジョセフ・H・ピラティス氏の名前から来ています。彼は幼少期、病弱で身体が弱く、「自分の身体を強くしたい」という思いから、このメソッドを生み出したと言われています。また、第一次世界大戦中には、負傷兵のリハビリとしても用いられました。
本来の名前は「コントロロジー」
ピラティス氏自身は、このエクササイズを「ピラティス」とは呼んでいませんでした。
本来の名称はコントロロジー(Contrology)。
身体を意識的にコントロールする学問
つまり、「整った身体を、自分自身で操れるようにすること」 それが、ピラティスの出発点だったのです。
ピラティスの2つの特徴的なキーワード
ピラティスには、特に大切にされている2つのキーワードがあります。
エロンゲーション(Elongation)
→ 身体を伸ばす・伸張すること
筋肉を縮めて鍛えるのではなく、しなやかに伸びる方向に働きかけるのがピラティスの特徴です。
アーティキュレーション(Articulation)
→ 背骨をひとつずつ丁寧に動かすこと
背骨の骨と骨の間にスペースをつくるように動かすことで、しなやかで自由に動ける身体を目指します。
引き締めや筋トレとは違うアプローチ
現代日本で広まっているピラティスは、
- 引き締めエクササイズ
- 映えを意識したレッスン
- 強度重視の体幹トレーニング
といった要素が強調されがちです。でも、本来のピラティスはもっと地味で丁寧な探求の時間です。
その原点であるコントロロジーの視点が、今こそ必要とされているのではないでしょうか。
最後に
スミカで提供しているリードピラティスも、この「コントロロジー」の考えを大切にしています。
- 身体の仕組みを知る
- 丁寧に動く
- 自分の感覚に気づく
そんな体験を通して、本来の自分の動きや在り方に戻っていけるような時間を一緒に過ごしていけたら嬉しいです。
スミカはJR岐阜駅から徒歩圏内のピラティスとボディワークのスタジオです。
「ただ運動する場所」ではなく「自分の身体と丁寧に向き合う時間」を大切にしています。
がんばりすぎている体を、ふっとゆるめるように。
姿勢や呼吸、動きの癖を観察しながら、今のあなたに必要な「整え方」「動かし方」を一緒に見つけていきます。
必要な全身の調整や対話も含めながら、その方の状態に合わせた「整える時間」をつくっています。一時的な対処ではなく、根本的に体の状態を変えていくための身体づくりを目指したい方におすすめです。
スミカの個人セッションが初めての方へ