昨日のブログでは、ピラティスの6つの原理原則についてご紹介しました。
▶︎ [ピラティスの原理原則についてはこちら](https://pilates-sumica.com/2023/11/30/pilates-principles-2/)
今日はそこから一歩踏み込んで、リードピラティスが大切にしている6つの原理原則についてご紹介します。
1. 呼吸(Breathing)
ピラティス氏が大切にした呼吸の原理を継承しつつ、リードピラティスでは「自然な呼吸」を目指しています。
- 吸ったら伸びる・広がる
- 吐いたら脱力する・コアの安定につながる
緊張を生まず、心と体がリラックスし、つながりを取り戻すような呼吸を探求し、体現していきます。
2. 伸長と拡張(Elongation & Expansion)
- 伸長:のびのびとした感覚
- 拡張・スペース:筋肉や臓器が「いたい場所にいられる」ような空間を保つこと
心地よい状態のためには、身体にスペースが必要です。リードピラティスでは、ただ伸ばすのではなく、その内側の「余白」や「ひろがり」に意識を向けていきます。
3. 柔らかさ・緩み(Relaxation)
- 緊張しすぎると筋肉や思考に制限が生まれる
- 緩みすぎても動けなくなる
大切なのはその間(ニュートラル)の感覚です。
現代では「緊張し続けている」ことが多いため、リードピラティスでは緩むことを原則とし、リリースや優しい動きを通して心身を整えます。
4. 方向性(Direction)
- 身体は重力に対して立ち続けるためにライン(方向性)が必要です
- ラインが定まることで、拡張・伸長・体幹の安定が生まれます
動きの方向性が整うことで、適切な筋肉の使い方や心地よい動きにつながり、軸を持った自由な身体を育てていきます。
5. 筋筋膜(Fascia)
- 筋膜、内臓、経絡などは、発生学的につながり合って体を形成しています
- リードピラティスでは「つながり」を重視し、IMACやアナトミートレインの視点も取り入れています
体をパーツではなく**統合された全体として捉える**ことで、本来の健全な身体の状態を取り戻します。
6. リズム(Rhythm)
- 呼吸・内臓・骨の動きなど、体には自然なリズムが存在します
- 意識的に変えられるもの、変えられないもの、それぞれのリズムを尊重します
リードピラティスでは、このリズムを大切にしながら、心地よく自然な動きを導いていきます。
おわりに
これらの6つの原理原則は、ピラティスの本質を深め、ボディワークとしての探求を豊かにしてくれます。
そして、ピラティスを通して「心と身体が自然に整っていく」、そんな体験をリードピラティスでは大切にしています。
📍**スタジオスミカ/一般社団法人リードピラティス協会**
代表:堀江卓嗣
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