私が養成講座を行っている理由の一つに、リードピラティス協会で学んだ方々が「体の楽しさ」を感じ、それが外へ広がっていくことを願っている、という思いがあります。
ピラティスの資格を取得しようとすると、どうしてもエクササイズを覚えることに意識が向きがちです。そして、エクササイズの「型」に誰かを当てはめてレッスンをする、という形になりやすいのも事実です。
でも、ピラティスを行ううえで一番大切にしてほしいのは、「心と体」が主体であるということ。ピラティスは、私たちの生活に寄り添い、日常をより快適にするためのものです。そのためには、自分自身の心や体を知ることがまず大切であり、その上でエクササイズがどのような意図を持っているのかを理解することが必要です。
リードピラティスでは、この「心と体の理解」を何よりも大事にしています。そして、それを一緒に学び、探求していく場が養成講座です。
私自身、完璧な存在ではありません。発信していることが全て正しいとも思っていません。だからこそ、一回一回の講座が私自身の学びでもあり、参加者の皆さんと共に探求する時間だと考えています。
私が「教える」というよりは、「共有して、一緒に探求していく」というイメージの講座です。そのため、インストラクターを目指していない方でも、自分自身のためや、家族や周りの方々へ伝えるために学んでいただけたら嬉しいです。それが小さな広がりとなり、やがて大きな広がりになっていくことを願っています。
心と体、そしてピラティスを知る機会を、共に作っていきましょう。岐阜のスタジオから、その学びが広がっていくと嬉しいです。