スタジオスミカの個人セッションは、
カウンセリング → 評価 → 調整 → ピラティスでの運動という流れで進んでいきます。
ここでいう「調整」とは、いったいどんなことをしているのか。
マッサージでも、ボキボキ鳴らすような整体でもありません。
この「調整」という言葉、少し抽象的かもしれませんが、私は「緩める」「整える」という表現が一番近いと感じています。
筋肉を揉むわけでも、強く押すわけでも、ストレッチをしてグイッと伸ばすわけでもありません。
筋膜の調整
スミカで行っているのは、筋膜に優しく触れて、体が自然に緩む方向を見つけていくという手法です。
体はとても正直で、「今はこの方向に向かって緩みたい」というサインを出してくれます。
その声を丁寧に聴きながら、必要な調整を行っていきます。
ここまで読むと「???」を感じるかもしれませんね。
内臓に優しく意識を向けたり、骨に軽く触れたりもしますが、
痛みを伴うようなことや、強く押すようなことは行いません。だからこそ、「調整」という言葉を使っているのです。
体というのは不思議なもので、触れ方ひとつで筋肉の反応が変わると言われています。
たとえば、ガシッと強く触れると、脳が「防御反応」を感じて筋肉が緊張してしまう。
一方で、やさしく触れると、「安心」が生まれ、筋肉も自然と緩みやすくなる。
スミカでは、「どう触れるか」をとても大切にしています。
なぜなら、どんな目的を持つか、どうなってほしいかによって、手法は変わるからです。
私たちが目指しているのは、ただ体を動かすことではなく、その人が「リラックスして、穏やかな体の状態」を見つけられること。
そのため、力強くて痛みを伴うようなやり方ではなく、動く前に、まず“動きやすい体”を整えることを大切にしています。