子どもに対して、自分の主張を押し付けてしまっていないか。
例えば、夜なかなか寝ない時、無理に寝かせようとしていないか。
もちろん早く寝ることに越したことはないけれど、それは「子どものため」ではなく、実は「親自身の時間を取りたいから」になっていないだろうか。
そう考えると、子どもの気持ちやサインをどれだけ受け止められているのかを振り返るきっかけになります。僕自身も、怒ったり急かしたりした時に「それは意味があったのか?」「理由があってのことだったのか?」と問い直すことが多くあります。
セッションやレッスンに通じるもの
この気づきは、そのままセッションやレッスンの関わり方に気づきとつながりを得ています。
相手の体は常にサインを出していて、それをどう受け取るかが大切です。もし僕自身の「こうしたい」という意思を押し付けて介入してしまえば、体の声を聞き逃してしまう。結果として、視野が狭くなってしまいます。
だから僕は、自分のやりたいことを前に出すのではなく、心と体がどんなサインを出しているのかを聞き取り、感じることを大切にしています。
相手のサインをサポートするという立ち位置
セッションでは、相手の体が発しているサインを受け取り、その流れに沿ってサポートしていくことを意識しています。僕の意思や「これをやりたい」という主張を前に出してしまうと、体が教えてくれるものに気づけなくなるからです。サインを感じ取りながら、その変化を後押しするように関わっています。
グループレッスンでは、呼吸がしやすく、動きやすくなるように声をかけたり流れを整えたりします。そしてもし軸から外れたときには、そのことに気づけるようにサポートを加えています。
結局は「相手がどうしていきたいのか」。ここに尽きると思います。
僕が「これが良い」と思っても、それはあくまで僕の軸のこと。だからこそ、提案するくらいがちょうどいいのだと思います。
グループレッスンの特徴
グループレッスンでは、特に「主体的に動くこと」が大切になります。僕が何かをするのではなく、参加している方それぞれが
- 体を動かすことを目的にしてもいい
- 何かに気づくことを大切にしてもいい
- 感じたことを動きとして表現してもいい
受け取り方は人それぞれでよくて、それこそがグループの面白さだと思っています。