出産を経て、体は大きく変化します。特に「姿勢」は妊娠前と比べて大きな影響を受ける部分です。
授乳や抱っこ、家事や育児に追われる日々の中で、気づけば「反り腰」「猫背」「肩こり」といった不調を感じていませんか?
今日は、産後に変化しやすい姿勢と、その整え方についてお話しします。
産後に変化しやすい姿勢
妊娠中はお腹が前に大きくなるため、骨盤が前傾しやすく、腰が反った姿勢(反り腰)が習慣になります。出産後もその癖が残り、腰痛の原因になることがあります。
また、授乳や抱っこで長時間前かがみになることで、背中が丸まり、猫背や肩こりにつながりやすくなります。
こうした姿勢のクセは、「育児だから仕方ない」ことですが少しずつ整えることや意識を向けていくと辛さが減っていきます。
姿勢を「直す」のではなく「戻していく」
産後の姿勢ケアで大切なのは、無理やり姿勢を「正す」ことではありません。
呼吸や骨盤の回復とあわせて、体が自然に元のバランスを取り戻していくことが必要です。
- 呼吸を深めて、胸や背中にスペースをつくる。
- 骨盤底筋と横隔膜を連動させる。
- 抱っこや授乳の合間に軽いストレッチで体を緩める。
- 抱っこや授乳の時の姿勢の取り方を少し変えていく。
こうした積み重ねが「整った姿勢」につながります。
姿勢が整うと得られること
- 腰や肩への負担が減る
- 呼吸がしやすくなる
- 見た目にも明るく、柔らかい印象になる
- 体が軽く動きやすくなる
姿勢を無理に「良く見せる」必要はありません。呼吸や骨盤の働きが整っていけば、自然と穏やかな姿勢が現れてきます。
まとめ
産後の姿勢は、日常の動作や習慣によって大きく影響を受けます。無理に正そうとするのではなく、呼吸や骨盤の回復を通じて「自然に戻していく」ことが大切です。
産後1年以内の方向けセッションについて
スタジオスミカでは、産後1年以内の方を対象に、産後ケアセッション をご用意しています。
- 時間:90分
- 料金:8,000円(税込)
- 内容:呼吸の再教育、骨盤と骨盤底筋のケア、姿勢サポート、ピラティスを通じた無理のない運動
- 頻度:月1〜2回を目安に、その方の体調や生活リズムに合わせてサポートします
短期間で結果を求めるのではなく、産後1年という大切な時期に合わせて、体をゆっくり回復へ導いていきましょう。