毎年1月にFC岐阜のファンイベントでピラティスレッスンをさせていただいています。年に1回の単発レッスンですが、3回目となると毎年固定で参加してくださる方も増え、1年という時間の流れの早さを実感するイベントでもあります。
以前はスポーツクラブのスタジオでレッスンを行っていたため外部レッスンがありましたが、現在はスミカのみで行なっているため、こうした機会は新鮮に感じます。
今回のレッスンでは、進め方を大きく変えました。スミカで行っているようなレッスンを初めての方にそのまま提供するのは難しく、過去のイベントレッスンでも、エクササイズをこなすことが精一杯になり、呼吸や姿勢への意識が疎かになってしまうことがありました。
以前は「とにかく動くこと」を目的にしていましたが、それでは勿体ないと感じました。せっかくの機会なので、この時間が日常にどう反映されるのかを大切にしたいと思い、内容を再構成しました。
今回は、以下の3つのポイントに絞り、60分間のレッスンを進めました。
1. 体がニュートラルになる位置を知る(骨盤・脚・足裏)
2. 呼吸の広がり方と、それが日常にどう影響するかを感じる
3. 体の変化を体感する
日常にピラティスが活かされるために、以下の2点を持ち帰ってもらうことを意識しました。
• 日常で「良い姿勢の位置」を意識できること
• 日常で「呼吸の広がり」を感じられること
だからピラティスを持ち帰らないように、ピラティスをやろうと思わないでくださいと。
「ピラティスをやろう」と意識するのではなく、上記のことが日常の中で活かされることが大切だと伝えました。
久しぶりに、自分の中で納得のいく外部レッスンができたと感じています。今後、外部レッスンや法人向けレッスンを行う際も、この要点に絞ることで、より良い時間を提供できるのではないかと実感しました。
レッスン後、声をかけてくださった方がいました。話を聞くと、なんと10年ほど前に僕が担当していたスタジオでレッスンを受けてくださっていました。どこかでお見かけしたことがあるような気がしていましたが、まさかの再会です。
以前から気にかけてくださっていて、スミカのことも調べてくださっていたようです。こうした繋がりが続いていること、とても嬉しく思います。
また来年、イベントに呼んでもらえるようにスミカでの活動を含め成長していきたいと思います。