なんとなく落ち着かない、ずっと頭が働いている気がする、夜になっても眠りが浅い…。
そんな感覚が続いているとき、もしかすると「交感神経」がずっと働きっぱなしになっているかもしれません。
交感神経ってなに?
私たちの体には、自動的に働いてくれている神経のネットワークがあります。その中でも、交感神経は「活動モード」のスイッチのようなもの。
・朝起きてスッキリ目が覚める
・仕事や運動に集中する
・危険に備える
そんなときに、交感神経はフル稼働してくれています。でもこの交感神経、ずっと働き続けているとどうなると思いますか?
「戦闘モード」 が続くと、体も心も疲れてくる
交感神経は、いざというときに体を守るための機能です。心拍数を上げ、呼吸を速くし、筋肉に力を入れて、すぐに動けるように準備します。いわゆる「戦うか、逃げるか」のモードです。
ただ、本来このモードは一時的なもので、落ち着けば「休むモード(副交感神経)」が働いてバランスを取ってくれます。
ところが、忙しさやストレスが続くと、この“戦闘モード”が解除されなくなってしまうのです。
交感神経がずっと優位なときに起きやすいこと
- 常に緊張感がある
- 寝つきが悪く、夜中に目が覚める
- 食欲が乱れる(過食や食欲不振)
- 呼吸が浅くなる
- 肩や背中がガチガチにこっている
- お腹の調子が悪い(便秘・下痢・ガスなど)
こうした症状が続くと、だんだんと疲れがとれなくなり、心もすり減ってしまいます。
大切なのは「オフにする時間」
交感神経は、必要なときに頼もしい味方です。でも、ずっとオンのままでは体も心も休まりません。だからこそ、意識して「オフにする時間」を持つことが大切です。
- 深くゆっくり呼吸する
- 自然の中で過ごす
- お風呂でゆったりする
- 携帯を見ない時間をつくる
- ぼーっとする時間をあえてつくる
これらはすべて、副交感神経(リラックスモード)を働かせるための習慣。1日数分でもいいので、意識して「抜く」時間をとってみましょう。
交感神経は悪者じゃない。だけど…
交感神経は、私たちを守るためにちゃんと必要なもの。ただ、ずっと頑張りっぱなしでは、誰だって疲れてしまいます。
「最近、ちょっと力が入りっぱなしだな」と思ったときは、自分を戦闘モードから「おやすみモード」に切り替えてあげる。
それだけでも、体も心もずいぶんと楽になるはずです。
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「ただ運動する場所」ではなく「自分の身体と丁寧に向き合う時間」を大切に、一時的な対処ではなく、根本的に体の状態を変えていくための身体づくりを目指したい方におすすめです。