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なぜ踵重心で太ももが張るのか?|姿勢と筋肉の繋がりを解剖学的に見てみよう

「立つと前ももが張ってくる」

「姿勢を正そうとすると腰が反る」

そんな方は、もしかしたら足の重心が後ろ(踵寄り)に偏っているのかもしれません。
今回は、その理由を少し解剖学の視点から見ていきましょう。

前回の記事はこちらです:


踵に体重が乗ると、何が起こる?

立っているときに重心が踵寄りになると、体は次のように反応します:

1. 足関節が背屈方向(つま先が上がる)へ傾く

 → 足関節の安定を補うために、膝が過伸展(伸びきる)気味になります。

2. 骨盤の前傾する

 → 骨盤が前に傾きやすくなり、反り腰のような姿勢になります。

3. 肋骨が開く

 → 呼吸が浅くなり、胸郭(肋骨)が開きます。

4. 首や肩が前に出るなど、身体の前側の緊張が高まる

 → 上半身全体が後ろに倒れないように前でバランスを取るのです。


太ももが張るのはなぜ?

このような姿勢の連鎖によって、大腿四頭筋(特に大腿直筋)が過活動になります。

本来はお腹や内もも、骨盤底筋などと一緒に分担するはずの「姿勢維持」を、
太ももの前側が一人で頑張ってしまっている状態です。

同時に、腹横筋・骨盤底筋・内転筋・ハムストリングスなどの
深層で体を支える筋肉」の働きは弱まりやすくなります。

結果、見た目は立てているようでも、
実は表層の筋肉で体を支える「緊張した姿勢」になってしまうのです。


重心のずれは全身に影響する

たった数センチの足裏の重心のズレが、骨盤の角度を変え、肋骨の開きやすさを変え、使われる筋肉のバランスまで変えてしまう。

それほどに、「土台」である足は全身の姿勢に深く関わっているのです。


スミカが大切にしていること

私たちは「姿勢を正す」ことを目的とするのではなく、「身体が自然と整っていく環境をつくる」ことを大切にしています。
そして、結果として姿勢が正されていきます。

そのためには、土台である足の重心に気づくことが、とても重要です。

感覚を取り戻し、体の奥が働きやすくなることで、前ももの張りや腰の反りは自然と緩んでいきます。


太ももや腰に「力が入っている感じ」があるなら、一度、足の裏の感覚から見直してみませんか?
体のバランスは、見た目ではなく「感覚」が教えてくれます。


スタジオスミカは岐阜市・JR岐阜駅から徒歩圏内のピラティスとボディワークのスタジオです。
姿勢の改善】と【体の不調改善】に特化した個人セッションを行っています。

ただ運動するのではなく、呼吸・姿勢・動き・体の状態を評価し、必要な調整を行いながら、丁寧に動いていくことで、根本から身体を整えていくことを目指しています。

岐阜市でピラティスを探している方、自分の身体と向き合う時間を大切にしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
ボディワークの視点を取り入れた、やさしいピラティスの時間をご体験いただけます。


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