「くびれを作りたい」と思ったとき、
腹筋運動やウエストを「締める」ようなトレーニングを思い浮かべる人も多いかもしれません。
でも実は、くびれを生むのに本当に大切なのは、
「締めること」ではなく、「お腹の長さを保ち、呼吸と共に横に広がるスペースを持っていること」です。
その中心にあるのが、腹横筋(ふくおうきん)という深層筋(インナーマッスル)です。
腹横筋は、体を「平らに整える」筋肉
腹横筋は、腹部を横方向に走る深層の筋肉で、コルセットのように体幹を支えています。
でも「締める」というよりも、背骨に向かって「平らに広がるように働く」というイメージが近いかもしれません。
このとき大切なのが、お腹の「長さ」が保たれていること。
腹部がつぶれて短くなってしまうと、腹横筋は本来の機能を発揮できません。
- 横隔膜から骨盤底までの空間が保たれ
- お腹の前側が引き伸ばされていてる
- 腹横筋が背骨方向へ均等に引き寄せられていくような感覚
この状態があるからこそ、腹横筋は機能的に働き、結果とし自然なくびれが現れてくるのです。
外側を締めると、くびれは消える?
よく「脇腹を鍛える」と言って外腹斜筋などをゴリゴリ鍛えると、
実は逆にウエストまわりが厚くなってくびれが消えてしまうこともあります。
スミカでは、「くびれ」は作るものではなく、
呼吸と姿勢の中で「現れてくる」ものと考えています。
きついトレーニングや、回数を追い求めることが必ずくびれを作る要因とはならないのです。
呼吸と腹横筋のつながり
腹横筋は、呼吸とともに働きます。
特に「息を吐く」ときに自然に働きやすく、このときお腹を無理に引き込まなくても、
背骨方向に穏やかに広がるような腹部の動き(縦のおへそが横に広がる感覚)が生まれます。
呼吸が深まり、体幹のスペースが保たれていくと、
お腹の形そのものも整っていく、そんな変化が起こるのです。
くびれを作るために、締めたり縮めたりしていませんか?
実はその逆で、「整える」「丁寧に動く」ことで、お腹は自然に「美しく」変わっていきます。
スタジオスミカは岐阜市・JR岐阜駅から徒歩圏内のピラティスとボディワークのスタジオです。
【姿勢の改善】と【体の不調改善】に特化した個人セッションを行っています。
ただ運動するのではなく、呼吸・姿勢・動き・体の状態を評価し、必要な調整を行いながら、丁寧に動いていくことで、根本から身体を整えていくことを目指しています。
岐阜市でピラティスを探している方、自分の身体と向き合う時間を大切にしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
ボディワークの視点を取り入れた、やさしいピラティスの時間をご体験いただけます。