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呼吸が浅いと、むくみやすい?|横隔膜と巡りのしくみ

「むくみ」と「呼吸」一見すると関係がなさそうに思えるこの2つですが、実は深くつながっています。特に、呼吸の要である横隔膜の動きが鈍くなると、体の巡り全体が滞りやすくなるのです。


■ 呼吸の中心は「横隔膜」

横隔膜は、胸とお腹の間にある大きなドーム状の筋肉です。吸うときに下がり、吐くときに上がるこの動きが、肺だけでなく血流やリンパの循環にも大きく影響します。



■ 横隔膜は「内側からのポンプ」

吸気(息を吸う)時には横隔膜が下がり、胸腔の中の圧力が下がることで静脈が心臓に血液を戻しやすくなるのです。

- 吸う → 胸の中が陰圧になる → 静脈血が引き込まれる
- 吐く → 横隔膜が戻る → 腹腔に圧がかかり、リンパや血液を押し上げる

つまり、呼吸はただ空気を出し入れしているだけでなく、体内の水分循環を支える「リズム」でもあるんですね。


■ 呼吸が浅いと、どうなる?

- 肩や首で呼吸している。
- 胸郭が広がらず、お腹ばかりが動く。
- デスクワークや猫背で「胸が潰れている」。

こうした状態では、横隔膜がしっかり動けません。

その結果、胸郭内の圧力変化が小さくなり、静脈やリンパの流れも鈍くなってしまうのです。


■ 呼吸が変わると、むくみも変わる?

呼吸が深くなると、

- 胸郭が柔らかく広がり、心臓に血が戻りやすくなる。
- 肋骨の動きが生まれ、鎖骨下の流れが良くなる。
- 腹部の圧が使われ、下肢のリンパや血流が促される。

実際、スタジオスミカのセッションでも「呼吸が通るようになったら足が軽くなった」という声をよくいただきます。


■ スミカの視点|呼吸は「体の通り道」をひらくカギ

- 背骨や骨盤の位置から、横隔膜が動きやすい姿勢を作る。
- 緊張しやすい肋骨まわりをリリースする。
- 「吸いやすい」だけでなく「吐ける」呼吸も整える。

むくみのケアは、足を揉むよりまず呼吸を整える方が効果的なこともあるのです。


■ 次回予告|むくみに効く食べ物って?

塩分や糖分、そしてタンパク質の話も含めて、食事とむくみの関係」を次回はお届けします。

🌿 自分の呼吸の「深さ」、気にしたことはありますか?体の流れを作るには、まず「内側のポンプ」に目を向けてみてください。


スタジオスミカは岐阜市・JR岐阜駅から徒歩圏内のピラティスとボディワークのスタジオです。
姿勢の改善】と【体の不調改善】に特化した個人セッションを行っています。

ただ運動するのではなく、呼吸・姿勢・動き・体の状態を評価し、必要な調整を行いながら、丁寧に動いていくことで、根本から身体を整えていくことを目指しています。

岐阜市でピラティスを探している方、自分の身体と向き合う時間を大切にしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
ボディワークの視点を取り入れた、やさしいピラティスの時間をご体験いただけます。


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