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岐阜での産後ケア④|骨盤底筋は“締める”だけじゃない

産後ケアというと「骨盤を締める」という言葉をよく耳にします。
骨盤底筋のエクササイズや、器具を使って骨盤を固定する方法なども広く知られています。

ですが、骨盤底筋はただ「締めればよい」というものではありません。
今日は、産後ケアにおける骨盤底筋の本当の役割と、大切にしてほしい視点についてお話しします。


骨盤底筋の役割

骨盤底筋は、骨盤の底にある複数の筋肉の総称で、内臓を支える働きをしています。
さらに横隔膜や内転筋と連動し、呼吸や姿勢の安定にも深く関わっています。

  • 呼吸に合わせて緩み、締まる
  • 内臓の位置を支える
  • 排泄のコントロールに関与する
  • 姿勢を安定させる

こうした働きをしているため、単に「締める」だけでは機能が偏ってしまいます。


“締める”の誤解

産後の骨盤ケアでは、お尻や膣に強く力を入れて締める方法や、器具で骨盤を「ガシャッ」と固定する方法もあります。しかし、力いっぱい締めてしまうと、骨盤底筋に必要な柔らかさや潤いが失われることがあります。

筋肉は、締まると同時に「緩む」ことができて初めて健全に働きます。どちらか一方に偏ると、呼吸の広がりや内臓の動きにも影響が出てしまうのです。


大切なのは“適度な締まり”と“しなやかさ”

骨盤底筋の本来の力を発揮するためには、呼吸と連動して自然に働くことが大切です。呼吸を吸って横隔膜が下がれば骨盤底筋が緩み、吐いて横隔膜が上がれば骨盤底筋が締まる。このリズムを取り戻すことが、産後の体にとって必要な回復です。

骨盤底筋は“締める”だけではなく、“緩む”ことも含めて機能します。

呼吸や体のつながりを意識しながら、適度な締まりとしなやかさを取り戻すことが、産後ケアにおいて本当に大切なことです。


産後1年以内の方向けセッションについて

スタジオスミカでは、産後1年以内の方を対象に、産後ケアセッション(単発利用) をご用意しています。

  • 時間:90分
  • 料金:8,000円(税込)
  • 内容:呼吸の再教育、骨盤と骨盤底筋のケア、姿勢サポート、ピラティスを通じた無理のない運動
  • 頻度:月1〜2回を目安に、その方の体調や生活リズムに合わせてサポートします

産後の体に無理をさせず、呼吸や骨盤底筋の自然な働きを取り戻していきましょう。


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